2019年に中国で発生した新型コロナウイルス感染症は世界的な広がりをみせており、日本国内でも9月30日の時点で8万人以上の感染者が確認されています。
新型コロナウイルスについては、テレビや雑誌、インターネットなどで連日のように取り上げられましたが、入り乱れた情報は諸説紛々であり、現在でも世界中で研究を進めているところです。実際には未だ分からないことも多く、決定的な治療薬やワクチンも開発途中ですが、今までの経験で得たエビデンス(証拠)から、分かってきたこともあります。
まず、当初から言われていたように、感染予防には
- マスクの着用
- 手洗いの励行
- 三密(空気の流れがない状態)を避けること
が重要です。特に大人数で集まって大声を出したり、会食で盛り上がったりするのは注意が必要です。
また、
- 自分の体調を観察し、疲れている時や体調が思わしくないときは無理をせず休養すること
- 栄養バランスの取れた食事を心がけること
- 適度に体を動かすこと
も大切です。よく考えれば、特別なことではありません。
これからインフルエンザが流行する季節になります。今シーズンの流行がどうなるのか、先のことはわかりません。ただ、インフルエンザと新型コロナウイルスの予防策は同じです。今まで心がけてきたことを続けながら、体調管理に努めましょう。
インフルエンザについては、ワクチンを接種することをお勧めします。
当院では、発熱や感冒症状のある方の診察は診察時間を調整し(時間分離)、一般外来の患者さんと待合室や診察室を分けて(空間分離)対応しております。発熱や感冒症状、呼吸器症状のある方は、来院前に電話でご連絡ください。また、来院時には付き添いの方も含め、マスクの着用をお願いします。