臨床検査値の読み方を紹介します。
※各検査機関によって、基準値に若干差がある場合があります。一応の目安として参考にしてください。
肥満度
肥満度 |
79以下 |
80~89 |
90~109 |
110~119 |
120以上 |
やせすぎ |
やせぎみ |
普 通 |
ふとりぎみ |
ふとりすぎ |
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聴打診
検査項目 |
説 明 |
医師による診察 |
肺、心臓の音による異常の有無、打診による全身のチェックをします |
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血圧測定
検査項目 |
基準 |
説 明 |
血 圧 |
140以下~90以下(mmHg) |
最高血圧が160mmHg以上または最低血圧95mmHg以上の場合、高血圧症といわれています。(座位) |
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尿検査
検査項目 |
基準 |
説 明 |
尿たんぱく検査 |
(-) |
尿中のたんぱく質の有無をみて尿管、膀胱、腎臓の病気をみます。 |
尿糖検査 |
(-) |
尿中の糖分の有無をみて糖尿病がないかをみます。 |
ウロビリノーゲン |
(±) |
ウロビリノーゲンの出た量により肝障害、熱性疾患の有無をみます。 |
潜 血 |
(-) |
尿中の赤血球の有無をみて尿管、膀胱、腎臓の炎症、結石等をみます。 |
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血液検査
検査項目 |
基準値 |
説 明 |
男 |
女 |
白血球(W) |
3,500~9,500 |
からだの中の炎症・感染症の有無をみます。 |
赤血球(R) |
400~610 |
386~530 |
貧血、多血症の有無をみます。 |
血色素(HB) |
14~18 g/dl |
12~16 g/dl |
ヘマトクリット(HT) |
40~54% |
36~47% |
血小板数 |
15~40 |
血液の凝固に関係します。 |
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赤沈検査
検査項目 |
基準値 |
説 明 |
男 |
女 |
赤 沈 |
1時間値 10 mm以下 |
1時間値 20 mm以下 |
からだのなかの炎症の有無をみます。 |
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胸部レントゲン検査
検査項目 |
説 明 |
胸部X線検査 |
肺の病気、心臓の大きさなどをみます。 |
心胸比(Ctr) |
基準値 |
心臓の大きさを検査します。 高血圧や弁膜症では、50%以上となることがあります。 |
50%以下 |
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膵臓機能検査
検査項目 |
基準 |
説 明 |
血清アミラーゼ |
25~137 U/l |
膵臓疾患の有無をみます。 |
尿アミラーゼ |
37~798 U/l |
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腎臓機能検査
検査項目 |
基準値 |
説 明 |
BUN (尿素窒素) |
9.0~24.0 mg/dl |
血液中の量により、腎臓の疾患の有無をみます。 |
Cr (クレアチニン) |
男 |
女 |
0.7~1.4 mg/dl |
0.6~1.2 mg/dl |
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聴力検査
検査項目 |
基準 |
説 明 |
オージオメーター使用 |
30 dB以下 |
中耳・外耳の疾患の有無をみます。 |
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肝機能検査
検査項目 |
基準 |
説 明 |
TTT |
4U以下 |
血清中の蛋白質の量・質の変化から肝臓の線維化の度合いをみます。 |
AST(GOT) |
12~36 U/l |
肝臓に多く含まれる酵素で、悪くなると細胞から血液中にでて行くため、 肝臓病があると血液中の値が上昇します。 |
ALT(GPT) |
8~36 U/l |
ALP |
83~217 U/l |
骨・肝臓などに含まれる酵素ですが肝臓や胆道が悪くなると値が上昇します。 |
LD(LDH) |
125~266 |
臓・腎臓・肝臓・肺に含まれる酵素で肝炎・心臓病などにより値が上昇します。 |
γ-GTP |
50 U/l 以下 |
肝臓の病気、特にアルコール性肝障害で値が上昇します。 |
T-Bil |
0.2~0.8 mg/dl |
黄疸の有無をみます。 |
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脂質検査
検査項目 |
基準 |
説 明 |
T-CH (総コレステロール) |
(理)130~220 mg/dl |
からだの中の脂肪類で、その量により高脂血症、動脈硬化症、心筋梗塞などの予防の参考にします。 |
TG(中性脂肪) |
42~150 mg/dl |
HDL-Ch (HDLコレステロール) |
(理) 41mg/dl以上 |
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尿酸検査
検査項目 |
基準値 |
説 明 |
男 |
女 |
UA(尿酸) |
(理)3.0~6.4 mg/dl |
(理)2.6~5.5 mg/dl |
血液中の尿酸の量により、痛風の有無をみます。 |
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電解質検査
検査項目 |
基準 |
説 明 |
Na(ナトリウム) |
136~149 mEq/l |
からだの約60%を占める体液の中に含まれる電解質のバランスをみる検査で脱水、下痢、むくみなどで異常をきたします。 |
K(カリウム) |
3.7~5.0 mEq/l |
Cl(クロール) |
98~106 mEq/l |
Ca(カルシウム) |
8.6~10.4 mg/dl |
骨の代謝異常、腎疾患、副甲状腺疾患などのとき異常となります。 |
Ca(カルシウム) |
2.6~4.6 mg/dl |
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糖尿病検査
検査項目 |
基準 |
説 明 |
FBS(空腹時血糖) |
70~110 mg/dl |
糖尿病のとき検査します。 HbA1cは1~2ヶ月前の血糖の状態を反映します。 |
HbA1c |
|
ブドウ糖負荷試験 (75gOGTT) |
前 |
110 mg/dl 以下 |
1時間 |
160 mg/dl 以下 |
2時間 |
120 mg/dl 以下 |
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血清蛋白
検査項目 |
基準 |
説 明 |
総蛋白(TP) |
6.4~8.0 g/dl |
疾患、腎疾患、膠原病などの全身性の疾患の時検査します。 |
蛋白分画 (TP分画) |
Al |
58.1~70.5 % |
a1 |
1.9~3.4 % |
a2 |
6.2~10.1 % |
β |
6.9~11.2 % |
γ |
11.3~22.4 % |
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